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[釣行日] 4月17日土曜日
[船宿] 土肥 とび島丸(29000円 餌・コマセ・氷付き)
[釣り場] 銭洲沖
[天候] 曇りのち晴れ 微風
[海況] べた凪
[釣り物] マダイ・五目・オナガメダイ
[釣り座] 左舷胴の間(乗船人数13名)
[道具] 竿 アルファータックル・ネプチューンカモシ301
(新さんから借用)
リール ダイワ スーパータナコン500WP
ライン PE6号
クッションゴム 上3mm2m 下2.5m1m
サニービシビッグ100号
<マダイ>
[仕掛け] 針マダイ10号・ハリス8号8ヒロ
[餌] オキアミ
<五目>
[仕掛け] 針オナガグレ12号・ハリス8号4ヒロ・2本針・蛍光玉
[餌] オキアミ
<オナガ・メダイ>
[仕掛け] 針カット船ヒラマサ12号・ハリス12号5ヒロ
[餌] ヒイカ
[釣果] メジナ 2尾(49cm・47cm)
ウメイロ 3尾(29cm・27cm・25cm)
ロウソキチビキ2尾(29cm・26cm)
アカイサキ 2尾(29cm×2)
ムロアジ 4尾(30cm・27cm・24cm・22cm)
マダイ(雌) 1尾(57cm・2.7kg・真子たっぷり)
オナガダイ 1尾(63cm・2kg)
船中マダイ
新さん 雄5.1kg雌2.9kg
上甲さん 雄5.3kg2kg(メジナ2.2kg・2.1kg)
梅さん 3.4kg(オナガ2.2kg・メジナ5尾)
ケイマツさん 雄3.6kg雌5.4kg(オナガ2kg)
アリパンさん オナガ2.9kgメダイ4.7kg
磯さん 2.6kg(メジナ2.4kg)
ミツさん 雌5.6kg・1.8kg雄5.1kg
川口さん 4kg
塩ミツさん 3.1kg・5.1kg
大濱さん オナガ2.9kg(メジナ2.8kg)
熊さん 雌3.8kg雄6.3kg
釣座(敬称略)
新 上甲 梅 ケイマツ アリ 磯 ミツ
<============================
川口 ビン 塩ミツ VERDE 大濱 熊
1.ついに銭洲へ
船釣りを始めて8ヵ月。思えば長くて遠い道程ではあったが、気
が付けば銭洲である。魚辞典等で、「銭洲金州では定番」なんて書
いてあるが、それがどこだかは知らず、まぁ相模湾・東京湾ベース
の私には夢のまた夢と思っていたら自分も底で釣り糸を降ろすこと
になった。
すべては、1月15日のとび島丸さんでのオニカサゴ・カワハギ
OLMへ新さんにDMで誘っていただいたことから始まるのである。
とうとうと銭洲はいかに素晴らしいかを語っていただき、そして
「いつもいつも良いわけぢゃないから無理には誘わない」の殺し文
句によろめいて、それでも自分なんかにはまだまだ早い。道具もな
いし、とんでもないと思っていたのだが、「銭洲OLM残り枠あと
2人だよぉぉ!!」てDMを頂くと、何も考えずに「行きます!!
!」とリプライしてしまった。わはは。お調子者である。
さて、上甲さんにお心遣いいただいて、事前に、ミツさんと新さ
んに講習会を開いていただいた。そもそもの心得、用意するもの、
仕掛け・道具等を教えていただく。インターネットという時代の利
器を生かしてメール等でも教えていただいたが、やはり経験者に直
にお話を聞くというのが一番である。モロコのウロコ(ポテトチッ
プスくらいでかい)とか、その時の針(車を牽引する時のフックみ
たいだ)を見せていただき、おひおひって思ったが、私はそういう
大道具ではなくて、シマアジとか五目とかそういうのをやるので、
他の為の編付けを施した仕掛けを見せていただき、いくつかをサン
プルとしていただいてしまった。
その後は、イカだアジだと相模湾で釣り、臼井丸さんでは渋いア
カイカ、嵐のメバルとこなして、すっかり銭洲のことは忘れていた
が、いかんいかんと釣り具屋へ。
ビシはビッグ100号といわれて、手に取ると、馬鹿でかい。お
ひおひすごいよって思いながら、これまた太いクッションゴムを上
下用に買って、針もまたでかい。。。ハリス8号も新しく100m
巻きを買って、仕掛け巻きも大きい方の青いやつを買って、この仕
掛け巻き用のビニールケース(写真入れみたいなやつ)を買って、
蛍光玉も3.5号も買う。スナップも小さいのぢゃ駄目かもって気に
なって大きいのを買い、なんだか知らんが、道具が全然違う。
皮手袋とラジオペンチでおりゃおりゃって引っ張りながら8号と
か12号とかのハリスを締めて、ちょっとでも自信がないとすぐに
ほどいて作り直し、夜なべをした。編付けは結局自信のあるきれい
なのが出来なかったので、5号ハリスを挟んで八の字結びでご勘弁
をいただいた。シマアジは三つ又サルカンから直接出すことに。な
んとか、すべての仕掛けを3セット作って、銭洲モードに突入であ
る。
しかし、最近、健全な生活を繰り返していた私は、ひ弱になって
しまっていたのか、いきなり声が出なくなった。まずい。金曜日か
ら四半期に一度の巡業の時期なのに。まいった。
水曜日に予定されていたメーリングリストの飲み会もドタキャン
させていただいて、とにかく喋らない。隣の席の人間とは筆談。電
話での問い合わせは、私のホームページで使っていないチャットボ
ードを使って答えた。。。そしてさっさと家に帰り、せっせと仕掛
け作り。だから、これがいかんのだぁぁと思うのだが、緊張と興奮
で布団に入っても眠れず、結局夜なべ。。。
そんなこんなと言っているうちに金曜日が来てしまった。金曜日
から職場に新しい人がいらして、私の下につくことになった。普通
なら歓迎呑み会の一つもするんだろうが、6時過ぎに、ではではぁ
って家路に就く。
さくっと風呂を浴びて飯を食って、子供の絵本を読んで8時半に
子供たちと就寝。
寝付けない。。。。
海は予想に反してベタ凪の予報である。体調不良でもなんとか船
酔いはしなくて済みそうだ。大丈夫。仕掛けも作った。竿は新さん
に貸していただける。大丈夫。なりっちだって無事行ってこれたん
だ。大丈夫。わはは。
気持ちを鎮めて、目を閉じるがうつらうつらとしている間に11
時になった。
なんとなく落ち着かなくて、マダイ用のハリス6号仕掛けを作っ
ていると上甲さんからお電話を頂き、ではではと出向く。ガスの元
栓を閉め忘れていたり、特餌のマルイカゲソを忘れていたり、竿を
しばっておく紐を忘れていたり、おひおひってどたばたしているう
ちに上甲さんが到着。荷物を抱えてえっせほいせと階段を降りる。
あ、時計を忘れた。すんません、上甲さん、出発が遅れてしまって。
ではではと東名高速・小田原厚木道路・1号線をかっ飛ばす。箱
根の山には地面に張りつくように走るすげえ車が爆音を唸らせなが
ら走っている。反対車線でテールを流しながらコーナーを回ってい
るのを見てびびったが、ちゃんとカウンターが入っていて、こいつ
らヤルナって思うのでありました。わはは。
1時にダルマ屋集合という話であったが、少し遅れそうなので先
に行ってくださいと新さんに電話。1時15分くらいに着いたら誰
もいらっしゃいませんでした。付け餌のオキアミを買って、上甲さ
んはヒイカを購入。それからイカスッテを見に行くと、レッドヘッ
ドのレインボーが置いてあったので無意識のうちに購入。わはは。
それそれと土肥を目指し、コンビニを経由して2時少し過ぎに到
着。漁港前にみなさん集合していらっしゃいました。
昔の工業用モーターみたいなすげえでかいリールとか、俺のフル
サイズとどっちが太いかってぐらいすごい竿とか(失礼しました)、
いろんなものがゴロゴロしている。。。
新さんに竿をお借りする。何とリールが金具で止めてあって、外
れない。びんさんのナイフに着いていたマイナスドライバーで外し
ていただきました。ありがとうございます。
リールを付けて糸を通してスナップを付けて置きなさいといわれ
る。向こうに着いたらとにかく時間がないと言われるのだ。ではで
はと用意をする。6時半に着いて、7時からなら十分かなと思って
いた私はまさに素人であった。
新さん(なんと半袖Tシャツ!!海の男!!)から全員集合がか
かり、乗船時の注意をいただく。船酔い注意の熊さん、磯さん、梅
さん、私は後ろのキャビンで休むようにと、釣座は左舷ミヨシ2番
でと教えていただく。ミヨシの川口さんの隣である。
蕎麦を食ってトイレに行って、なんだかんだとしているうちに、
中乗りさんがいらして氷が入ったボックスが開く。並んだクーラー
は100リットルクラスばかりで、私の35リットルはやはりオモ
チャのようである。前回、オニカサゴの時は20リットルのクーラ
ーがミニチュアのオモチャのようであったが、35リットルでもプ
ラモデルみたいなもんである。わはは。擦り切れ一杯氷を詰めて、
う、重い。。。上甲さんと二人のクーラーを運んで車に積む。こん
なに必要なのかなぁと思っていたが杞憂であった。わはは。
初めての人は車に乗ってと女将さん(若いから若女将?)に言わ
れて、ワゴン車の中へ。簡単な体力テストや釣りに関する口頭尋問
を行って銭洲に行く資格があるかどうかのチェックかとびびってい
たのだが、住所氏名等を記入するだけであった。とはいえ、危険の
伴う遠征船である。救助の際等に家族への連絡等に必要なのである。
「ちゃんと読める字で書いてください」という船宿は初めてである。
初体験組を集めて、兄ぃ船長から乗船前の注意がある。新さんか
ら何度も聞いたお話通りである。肝に命じる。
ではではと竿を穴に立てて、尻手ロープ(実は犬の散歩用のひも)
で縛りつけて、キーパーを付ける。
船長さんがいらして、ミヨシ側は詰めすぎだからってことなので、
私は左舷胴の間に移る。
パッカンをミヨシ側の保管庫?に入れてもらって、予備の竿をミ
ヨシの竿置きに縛りつけて、準備完了。
車の側に着替えとかを置いていたら、兄ぃ船長の「これは誰のだ!
」って大きな声が。「はい!!」と手を挙げて走って取りに行って、
キャビンに入る。みんなと同じように下に降りようとしたら、「せっ
かく後ろを取ってやったのに」って。。。あ、この予約制1000円
ってのが、揺れない後ろのキャビンですか。すみません。
どもどもって入って行って、右下側をいただく。反対の左下側が先
日なりっちが寝たベットだそうな。ではではって、毛布をかけて「な
りっちポーズ」の写真を磯さんに撮って頂く。お馬鹿。。。
音もなく船は岸を離れ、船長さんから放送で注意が流れる。航行予
定時間は3時間、マダイからやりますとのこと。
部屋の電気が落ちて、目を閉じる。全然眠れない。ううう。
揺れはほとんどなく凪の中を船は進み、船酔いの心配はないと思っ
ていたが、途中で揺れる時もあって、少し気持ち悪い。咳が出て、激
しく咳き込むと戻しちゃうかもと思い、咳を抑えながら、うううと耐
えるのであった。
2.ネープルス
ううう、と耐えながらもうつらうつらしているうちに6時半になる。
電気が点いて、鳥羽一郎の「熊野灘」が流れる。噂通りである。よっ
しゃよっしゃとウェアーを着る。暑ければ脱げば良いと思い、フリー
スの上にウェアを着て長靴を履いて、よっしゃぁと気合い一発!!
キャビンを出ると、心地よい風が吹いて、海は少し波は立っている
が、相模湾の少し今日は波があるかなって感じのものである。オーゲ
ーオーゲー!!凪だぜ!!
パッカンを受け取りに行って、馬鹿でかいビシをテンビンにつけて、
これまたぶっとくて長いクッションゴムを付ける。
びんさんが、もう少し左側に寄れないかと言ってくる。ん??と思
っていたら、私の席がイケスになっているのだ。二つあるので、私の
右側の方を使えば問題ないすよってことで移らずにすます。
付け餌(オキアミブロック)をネット(イカタコ用に使っている洗
濯ネット)に入れてイケスに放りこんで解凍させておく。買った付け
餌のオキアミは、氷の一番下に埋まっていて、取り出せないのだ。。。
とほほ。
鯛はハリス8号8ヒロねって言われて、あちゃぁぁ、7ヒロの仕掛
けしか作ってない。ではではと船上で作る。ハリスが絡まないように
足許に水を流して濡らしておいて、内掛け結びでしっかり結び、歯で
かんで引っ張る。
コマセをナイフで削ってビシに詰める。びしの下の窓を5mm開け
て、上は全開。とりあえずこれでやってみよう。
やっとこさっとこ落ち着いて、パンをかじっていると、熊さんがあ
れがネープルスだよって教えてくださる。遠くに岩礁が見える。沖に
いるので小さく見える。近づいたら記念写真を撮ってあげるよって笑
われてしまった。どうやら「ようこそ銭洲へ」の看板は反対側に掲げ
てあるそうで、最後まで見る事はなかったのである。残念。わはは。
3.マダイは渋いものである
7時ちょうど。「はいやってぇ」と兄ぃ船長からアナウンス。手前
マツリしませんようにと祈りながら8号8ヒロハリスを送り出す。指
示タナのハリス分の8m下まで糸を出して、そおれっとしゃくる。3
回しゃくって棚に置いて、待つ。マダイなんて、1日ひたすら手返し
を繰り返して、トモの名人が一人で2枚釣って、はいお終いってもん
だって先入観が強すぎて、気持ちが入っていない。。。
竿先がガンガンと叩かれるが、ズンと入らない。なんだろって巻上
げると、ムロアジ。まぁ、開いて干せばそれなりに美味いからまぁ良
いか。
気を取り直して投入。最後に針を投入する所で針が人差し指にブス
ッ!!いてえよぉ。いてえ。ううう、泣きながら針を抜いて、落ちて
しまった付け餌を付け直して、投入。
ガンガンガンときてまたしてもムロ。少しサイズアップ。よしよし
ってイケスに入れる。このまま終ればムロだけって可能性もあるが、
こんなでかいサイズのムロならうれしいのだ。
「川口さん、ヒットォ」と兄ぃ船長の声がかかるが、上がってきた
のはでっかいアカイサキ。マダイ名人の川口さんは、悔しい!!って
顔でアカイサキをリリース。そしたら船長が激怒。「さめちゃったな
ぁ」なんて発言が。海を愛する男の発言である。心して、すべてキー
プすることにする。
ムロを2つ釣った所で、「はい、小物やりに行くよ」とのこと。う
うむ、やはりマダイというのは早々上がるものではないのだなと納得。
先日、船中30枚って日もあったそうだが、私の渋々菌は生きていた。
わはは。
マダイ仕掛けは後で使うことになるそうなので、大きい仕掛け巻き
に巻いて取って置くのであった。これも新さんに聞いていた通りであ
る。
4.小物とは言え大物
あっという間に小物の場所に移動。ほれほれと仕掛けを仕掛け巻き
から外して繋いで、餌を付けているうちに着いてしまう。
「遅い遅いおっそーいいい!!」「遅い人は釣るひまないよ!どん
どんポイントはかわってくからね」と兄ぃ船長から激が飛ぶ。あわて
て、ビシを落として、ハリスを落とす。
周りでは、アカイサキとかウメイロとかが上がっている。私には、
なぜか来ない。。。あちゃぁぁ、なんでやぁと思いつつ、もう一度指
示棚から2m落としてそおれっとコマセを撒いて、棚まで上げる。来
い来い来い来い!!と4度念じたら、竿先にビビビと当たり。ほれっ
とアワセをくれて、巻き巻き巻き。それなりに引いてきて、おっしゃ
おっしゃと上げる。ビシを取ってハリスを手繰るとウメイロである。
25cmサイズ。おお、いきなりこのサイズ。嬉しい。
よっしゃよっしゃと仕掛けを入れ直すと続いてウメイロ。さすがに
引くなぁと楽しく釣る。周りではアカイサキがバンバン上がってい
て、ウメイロを釣り続けていた私は実は棚が違っていたのであろう
か?ううむ。クッションゴムの長さを考えて指示ダナ−1mとして
いたのが違ったのであろうか?!?
はい上げてぇって言われて、上げたら、何とも無残に仕掛けがテ
ンビンに絡んでいる。あちゃぁぁ。ほどくのももどかしくハリスを
切って、新しい仕掛けを付けかえる。そんなことをしているうちに、
次の流しが終ってしまう。とにかく早いのだ。あっという間。とに
かく手返し手返し!!兄ぃ船長からも激が飛ぶ。
続いて、「メジナやるからねぇ」といわれる。メジナの仕掛け?!?
「ええと、小物のままで良いですかぁ?」と熊さんに確認。「8号
2本針4ヒロです!」って言うと「大丈夫!」とのこと。
程なく船は止まり投入。
またしても、最後にハリスを落とす時に付け餌が落ちる。ありゃ
りゃと仕掛けを上げて餌を付け直して入れると、両脇の塩ミツさん
と大浜さんにはアカイサキ。直後に私にウメイロが来て、「釣り分
ける奥義はなんだぁ?!」って塩ミツさんに聞かれる。「投入が遅
れることです。。。」って。わはは。
反対舷ではメジナが入れ食いのようである。なかなか来ない。や
っと、ミヨシの川口さんに来た。ではではとカメラを構えてメジナ
を写す。でけえ!!よく磯釣りなんかで雑誌に載ってるサイズだ。
こいつはがんばんなきゃって思っていたら、竿先がズボッと引き
込まれた。ひえぇぇぇ。いきなりくるなよぉぉ。ええと、竿先を上
げてアワセをくれて、ええとぉぉ。頭マッシロ、漂白状態。。。そ
うだ、あたったらヒットだ。ヒットォォ!!舞台で鍛えた馬鹿声を
あげる。喉が痛いが月曜からのことなんかどうでも良い。とにかく
この食ってる魚を何とかしなきゃ!!
「脇に挟むな!!!」って声がする。ミヨシの川口さんである。
「男の子にするんだよ」と塩ミツさんが笑っている。ええええ??
??なんだなんだ??パニックパニック。
そうか、ファイティングポーズだ。竿尻を下腹部に当てる。間違
っても自分の竿でなんとかしようとしたら負けちゃう。。。

「ドラグを緩めにして」って船長さんからアナウンス。そうだそ
うだ、突っ込む時は糸を送り出しながら、巻ける時に巻けば良いん
だ。ドラグを緩めよう。スプールを押さえて、出方を調整すれば良
いんだ。
メジナの鋭い歯を考えたら、無理なヤリトリをしてチモトからハ
リスを切られるよりも、じわじわ巻いていった方が良いんだろうな。
うんうん。
糸を巻くたびに、グングン引きがある。竿で溜めて、それでも強
い時はスプールを逆回転させる。
なんだか強く引く。メジナだかなんだかしらないが、とにかく引
くのだ。
それでもなんとかメーターで残り2mまで来た。
中乗りさんが「そろそろ良いよ」っておっしゃる。ビシが海中に
見えてきた。1mまで巻いて、竿を立てる。
中乗りさんがタモをクッションゴムにかけて引き寄せてくださる。
クッションゴムを手繰ってビシを手にしてコマセバケツに放り込む。
よっしゃよっしゃをハリスを手繰る。
海中に銀色に光る魚が見えた。中乗りさんのタモが海面に近づく。
魚がハリスを引く。無理しちゃいけないと思いつつ、ハリスを持
つ手に力が入り、おひおひと思いつつも引き付ける。
魚が浮いてきた。あっという間にタモに収まり、海面を離れて、
手元に引き寄せられる。
メジナだ。黒い魚だ。なんかすごいデカイぞ。50cmくらいあ
る。すげえ、こんな魚を釣ったんだ。
無理をせずにとにかく海面まで引き上げた自分を誉めよう。わは
は。私にだって釣れるのだ。どうだどうだという気持ちが湧き上が
ってくる。さっきまで、ハリスが切れたらどうしよう。針の結び目
が解けたらどうしよう。と思い悩みながらリールを巻いていた自分
とは打って変わって強気になる。よっしゃぁ!!!
さぁ、もう一枚釣ろう!!
その前に、釣った魚の処理だ。エラをハサミで切って、イケスに
突っ込む。よっしゃよっしゃ。
続いて針の結び直しだ。「メジナは一匹釣ったら結び変えてね」
と船長さんからご注意が入る。そうだそうだ。あの歯と引っ張りっ
こをしたのだ。チモトに傷はないが、とりあえず大事を取ろう。一
端針を切って、本結びで結ぶ。これが解けたら一巻の終わりだと思
うと妙に力が入って、これまでになく大事に大事に糸を巻く。
さぁ、投入!!!さぁ、来い来い来い!!!
力が入っては魚が釣れない。。。反対の右舷では歓声が揚がり続
ける。兄ぃ船長からも「メジナ、バリ食いだぁぁ、バリバリバリ、
バリバリバリ」と連呼されて、嫌がおうにも盛り上がる。
そういう時は駄目である。。。流し替えの時に船中をうろついた
りとかして、えへへ、メジナ釣ってるのってすげえんだって自分で
満足したりする。わはは。
いやぁ、銭洲はすげえよ、だなんてなんだか良く分かっていなか
った私は、むふふふとビールなんかも空けたりするのであった。
流し替えた後、再びズボットと竿先が入った。
2度目である。さすがに先ほどのようにホワイト頭になることも
なく、冷静にヤリトリしてもう一枚のメジナをゲット。相変わらず
へっぴり腰だったかもしれないが、ちゃんとアタリがあった瞬間に
「ヒットォ」と叫べたし、少しは進歩かな。なんとなく銭洲に来て、
俺も一人前の釣りをしたかなって誤解に支配される。
実は同じ時間内に、とにかくアオダイとかウメイロとかをみなさ
んはすごいペースで上げていて、おまけに最後の大物狙いの餌にな
るムロとかサバもしっかりキープされている。私は手返しが全然な
っていない中で、それなりに運が良かったに過ぎないのであろう。
5.マダイは釣れる時は釣れるものである
ひとしきりメジナを釣った後、真鯛やるよぉってことだったので、
元の仕掛けに戻す。「走っている間に、竿とハリスとリールの点検
をして、釣った魚をクーラーにしまって」ってアナウンス。そうそ
うって、メジナをイケスから出してクーラーにしまうが、クーラー
は氷でいっぱい。マナ板で氷を掻き出してメジナを何とかしまう。
そんなこんなの間に船は止まって、はいやってぇってことに。
ちゃんとタナより10m下まで降ろして、ゆっくりコマセを巻き
ながらタナまでしゃくりあげる。そして待つ。来ない。私には来な
い。なんだか右舷の方では入れ食いになっている。
ミヨシの川口さんがヒット。しかし小物。ついつい写真を撮りに
行ってしまうが、申し分けない写真ばかりになる。
ビンさんにヒット!!しかし痛恨のバラシ。何と針が折られてい
た。なんともすごい!!!
お隣の塩ミツさんにヒット。真鯛特有のしつこいビビビの引きを
こなして、なんだかんだで力が入りつつもあっさり真鯛(3.15kg)が
浮いてきた。真鯛はいるのだ。しかもでかい。

続いて、トモの熊さんがヒット。竿がきれいに弧を書く。
チーズなんて笑顔でヤリトリの写真を撮っていたら、急に魚が引
いて、危ない危ない。その辺はさすが熊さん、なんとかこらえて魚
を浮かしてくる。これはこれはと思っていたら、すげえでかい。何
と6.3kgの雄である。ノッコミだけに真っ黒な真鯛だ。とにかくデ
カイ。すげえ魚がいるなぁと感動。

流し替えの時に上甲さんの所へ行くと、なんとタイが、それもで
っかいのが2尾イケスに浮かんでいる。「上がったよぉぉぉ」と興
奮覚めやらぬ様子だ。とにかくもう、船中で「おぉぉぉ」(濁音)
とか「りゃあああ」(濁音)とか感動の声がこだまするのである。
船長さんから「良いとこ見せなきゃ」とか色々あおられていた川
口さんも、「俺の本命の真鯛が上がってないのが悔しいぃぃ!!」
って言っていたら、ヒットォ。「真面目にやってると来るねぇ」な
んて船長さんからもエールが送られる。これまで小物の写真ばかり
取らせていただいていた私は、来た来たぁ!!、川口さんのヤリト
リは見ていて勉強になるだろうと近づいていったら、何と私の竿が
突っ込んでいる。まずいまずい。あわてて引き返す。
竿を手にとって、竿先を立てると、グングン引く。よっしゃぁ、
アワセはオッケー!!
「ヒットォ!!」と叫ぶと、兄ぃ船長からも「ダブルヒットォ」
と威勢の良い声がかかる。
とにかく引くのだ。バレルのが怖いから、グググッと引いてきた
らドラグを緩めて糸を出して、少し引きが弱まるとゆるいドラグの
ままでそれそれとリールを巻く。もうたまらないって時にはクラッ
チを切って、スプールに指を当てて調整したり、もう大変。これが
やりとりかぁなんて思う余裕も出てきたかな。
しかし、川口さんのヤリトリの姿を新さんがビデオに収めていて、
その後ろに私が写っていたのだけれど、竿は完全に持っていかれて
海面に突っ込んでるし、なんだか不細工である。竿先が曲がって下
を向くのは良いけど、かならず竿は上を向いて持ってないといかん
のだな。その辺が出来ていない。まさに魚に負けている。竿とハリ
スを信じて、その為の道具なのであるのだ、耐える事が出来ていな
い。すぐに日和る普段の生活態度そのものである。わはは。
それでも歯を食いしばりながら、自分なりに精一杯がんばって水
面まで浮かせる。塩ミツさんが写真を撮ってくださる。余裕の笑顔
を見せなきゃって思うけど全然駄目。歯を食いしばって、とにかく
引きに耐えながら、糸を巻くのだ。巻くのだ。なんとかビシを手に
してコマセオケに突っ込んで、ハリスを手繰り出すと少しは余裕が
でてくる。「カワハギだったらどうしよう」なんてギャグを飛ばす
余裕なんかも出てくる。
しかし、水面近くに魚が見えてくると、「タイだ!!!タイ!!
タイィッ!!!」て思わず叫んでいる。真鯛だ!!自分、船釣りビ
ギナー、小田急線小物爆釣隊、渋々菌感染源、最近は何をやっても
常に上手く行かなくて人生の自信を失って銭洲船から身を投げるの
もカッコ良いかなとか弱気なことも夢枕に考えたりする自分でも、
真鯛が釣れたのだ。やったぁぁぁぁ!!!銭洲万歳!!!
今回も中乗りさんの華麗なタモさばきでマダイが海面から引き上
げられた。網が絡んでなかなか魚が取り出せない。塩ミツさんが後
ろでカメラを持って持ってくださっている。焦る。。。エラが網に
絡んでいる。落ち着くんだ。中乗りさんが笑っている。わはは。そ
うだ、笑顔だ。えへへへ。魚が網から取れた。塩ミツさんから、魚
を前に出すと大きく見えるって言われて、そうそうってわはは、魚
を前に出してチーズ!!感激である!!

後ろの方から、「3kg以下は放流だろ」って川口さんから声が
かかる。そ、そんなぁぁぁあああ。しれっとエラを切って血抜きし
て、返さないもんねぇぇぇ!!とイケスに突っ込むのだ。しかし、
針を外そうと口に手を突っ込んで、親指をしこたま噛まれた。げげ
げ。針は切った方が良いよって大濱さんに言われて、それもそうだ
なってハリスを切った。親指から血が出て止まらず、指をしゃぶり
ながら、新しく針を結び直す。わはは。
後でリリースの話をしたら、「え、そんなこと言ったぁ?!?」
って川口さんは笑っていらした。よかった、リリースしなくて。
わはは。
さぁ、もう一枚って気合いを入れて、コマセを撒くが、アタリは
なく真鯛はおしまい。
5.ガツン!!!
「30分くらい走るよ、この間にお昼も食べちゃいな」とアナウン
ス。オナガ・メダイ、そして大物の場所へと行くのである。
はてさて、12号ハリス5ヒロの仕掛けの用意をする。
イケスから取り出したムロアジをさばいて、身を削いで餌を作る。
1匹を4切れにしていると、大物仕掛けを出す塩ミツさんが、一応
用意していたヒイカを私に下さった。イカが良いとは聞いていたい
ので、喜んでいただく。中乗りさんに、この仕掛けで良いでしょう
かと聞いて、餌のイカは剣の先に掛ければ良いんでしょうかと訪ね
る。「一本針ならそれで良いですよ。出来るだけイカの端に針を掛
けてね。」と教えていただく。そうか孫針を付けた方が良いのかな
と思ったが、今から仕掛けを作るのも大変なのでまぁ良いかぁって
ことに。
皆さんの所をうろちょろする。なんとなく声を聞かなかった磯さ
んの所へ行き、「どうですか?」って聞くと、「まぁ、小さいのが
上がりました」っておっしゃるので、小物が浮かんでいるイケスを
見ていると、「こっちですよ」って真鯛が浮かんでいるイケスを指
される。2.6kgの真鯛が浮かんでいるのだ。釣れてるぢゃないです
かぁと思ったが、確かに、ミツさんの5.6kg、熊さんの6.3kgの両ト
モコンビや、となりのケイマツさんが5.4kgを上げてたんぢゃ、ちょ
っとなぁぁって気分だったのかなぁ。ううむ。まぁ、磯さんは翌日
の土肥マダイで2枚上げてリベンジしてるから、その辺はさすがだ
なぁって思います。はい。
4隅と左舷胴の間の塩ミツさんが大道具出す中で、ではではとオ
ナガ狙いへ。
110mと言われたのを、何を勘違いしたから「下から10m」
と間違えた。。。なかなか底ダチが取れないのだ。糸ふけが出てる
のかなぁ。大物道具とまつったら申し訳ないと思い、30mくらい
巻上げて、もう一度底ダチを取り直す。130mくらいで着底。お
りゃおりゃってしゃくりあげる。途中ガツンと来る。おおおお!!!
と思うが全然引かない。あれぇぇと思いつつしゃくって見るが上が
らないし、なんだか良く分からない。
中乗りさんがやってきて、「来ましたかぁ」って聞かれるが、
うううむ良く分からない。「すみません、どうなんでしょうか?」
って竿を渡して様子を見てもらおうと思ったら、中乗りさんが道糸
を手繰って引っ張る。「何でしょうねぇ」って中乗りさん。竿をも
う一度しゃくると、ふっと軽くなった。なるほど根掛かりだったが。。。
餌を確認して、もう一度落とす。110mから10m落としてちゃ
んと止める。そおれって竿先を一杯まで上げて、巻きながら竿先を下
げる。10mほどしゃくって、アタリなし。タナで少し待つ。アタリ
なし。
仕掛けを落とし直してしゃくる。当たらない。横で大濱さんの竿が
ぐんと入る。ヒットォ。反対舷ではケイマツさんがヒットォ!!どん
どん当たる。バリ食いだぁぁ!!


ええい、俺にも来い!!ってシャクリに力が入る。
下からすぅっとしゃくっていたら、ガツンと来た。竿先がギュウン
ンンと重くなる。なんだこりゃ??なんだかわからんけど、とにかく
「ヒットォ!!!!」と叫ぶ。兄ぃ船長からも「ヒットォ!!」の声
がかかる。やったぁ!!
しかし、引きが強い。ガンガン引いてくる。怖くてドラグを緩め
るとどんどん糸が出ていく。緩くなると糸を巻く。しかし、糸が出
る。どんどん出る。とにかく竿先を下げないように、両手で竿を支
える。
塩ミツさんがファイトの様子を今回も写真に収めてくださった。
ひたすら歯を食いしばって戦うのみである。「どう?」って聞かれ
て、「サイコォォー!!」と絶叫。フリもオチもない素のままであ
る。わはは。
中乗りさんが気に懸けてくださって、「あと何メートル?70m
くらい?」って聞いてきてくださる。「あと、90m」って答えた
ら呆れていらした。12号ハリスだからもっと豪快に上げても良か
ったのかな。わはは。
とにかく出たり入ったりを繰り返しながら、残り70mを切った
くらいで引きがやっと弱まってくる。ではではってなんとか巻き取
れるようになった。
今回も中乗りさんが側にいてくださって、なんとなく安心してヤ
リトリできた。本当にありがとうございました。最後はビシをコマ
セカゴに突っ込んで、ハリスを手繰ると赤い魚が浮かんできた。
周りでは、イカ餌にもアカイサキが食ってきたりしているので、
どんなもんかなと思っていたが、気が付けば、赤い魚、尾の長いオ
ナガダイがしっかり釣れていた。やったぁ!!釣れるもんである。
わはは。

熊さんから、血抜きしたらすぐにクーラーに入れた方が良いと教
えていただく。私は、エラに切れ目を入れて、イケスに突っ込んで
いたが、そうぢゃなくって、ホースで水を掛けて血を抜いて、すぐ
にクーラーに突っ込んだ方が良いようだ。
しかし、クーラーは一杯だ。イケスの蓋に一度氷を出してスペー
スを作って、そこにメジナ2尾、マダイ、オナガを重ねて、上から
氷をガラガラと入れて、何とかクーラーに入った。蓋が心持ち締め
切れていないが、まぁそのうち氷が溶けてちゃんと閉まるだろう。
わはは。
熊さんが、「イカで食った??」と確認する。とにかくオナガダ
イの釣果がすこぶる良いのだ。大物をやめて、オナガ狙いにしよう
かと思ったと、後で聞いた。
しかし、このイカは塩ミツさんに頂いたものでなんだか申し訳な
い。なんとかもう1尾上げて、塩ミツさんにお渡ししようだなんて
相変わらずお調子モノの発想でがんばってしゃくり続ける。なんせ、
もうクーラーは一杯だ。しかし、そんなに世間は甘くなかった。
わはは。
残念ながら、最後まで大物竿が突っ込むシーンは見られなかっ
た。銭洲では10kg以下を小物と呼ぶそうだが、小物は爆釣状
態であった。最後を締めくくるに大きなイシナギが上がってと期
待していた。ナリッチが魚の横ですげえって顔をしておっかなび
っくり手を出す可愛らしい写真が釣り情報に載っていたので、そ
れと同じポーズで写真をとりたいとミーハーな発想でいたのだが、
結局願いはかなわず。わはは。
12時半に、自分としては夢のような釣果を上げて納竿となった。
竿を船舷に縛りつけて、イケスに入れておいたウメイロやアカ
イサキ、ムロをクーラーに詰め込んで、道具をパッカンに突っ込
んで、ゴミをまとめて、どたばたしているうちに船は走り出して
しまった。しかし、凪の瀬戸内海みたいな感じで、潮風が気持ち
良い。
後ろのデッキでは、新さんがビールを呑んでいらっしゃる。
私は興奮覚めやらず、有頂天であったが、新さんは大物が上
がらなかったので少し納得の行かなかったようである。本当に
残念でした。
その後、ベッドに戻り休もうとするのだが、まだ延髄がしび
れていて寝付けない。魚の引きが鮮明に蘇える。新さんからお
借りした竿のネプチューンカモシ301は腰が強くて引きに負
けない竿だった。ぺなぺなの竿だったら、最後まで上げられな
かったのではなかったろうか。本当にもう、新さんには感謝の
しようがないのである。
4時前に土肥に帰還。無事帰ってこれたのだ。銭洲でのこと
は夢ぢゃなかったんだ。よかった。
6.計量
港には、今日タイ船に乗っていた方々や、今夜の宴会から参
加の方々が集まっている。
「ベルデさんどうでした?」って榊原さんが声を掛けてくだ
さる。
思わず両手でガッツポーズ!!
「おおおおぉ」と港で待つ方々からどよめきが起こる。
むふふふ。
船が港に着く。クーラーを岸に上げる。トシさんがクーラーを
開ける。また、「おおおおお」とどよめきが起こる。むふふふふ。
写真を撮ろうということで皆がタイを手にずらりと並ぶ。壮観
である。これはもうPCの壁紙にして自慢するしかあるまい。
わはは。

タイ船は6回掛けて2枚上がっただけで渋かったらしく、恵美
さんから「渋々菌を土肥に置いていったでしょ」っていじめらえ
る。わはは、有頂天の私は、ひたすら笑っているのであった。
トシさんが、私のオナガダイを見て、これは2万円だよって教
えて下さる。銭洲のタイはキロ500円だけどって。えへへ。オ
ナガダイなんて食ったことないから楽しみである。しかし、こん
な魚、どうやってさばくんだろう。。。
兄ぃ船長がバネはかりでタイの重さを量っていく。若女将さん
がそれをメモしていく。最大はやはり熊さんの6.3kgが最大であ
った。
もう3kg5kgはあたり前の世界で、私の2.7kgなんて
小さく見えたが、ちょうどクーラーに入るサイズだったので良か
ったかなと。わはは。みなさん、50リットルとか、もっとある
デカイデカイクーラーが魚で満タンである。
魚の入れ方がなってなかったのか、兄ぃ船長がクーラーに入れ
直してくださった。魚は立てて並べて入れるのだ。魚は尖がって
いるから、氷の中に差し込むようにすれば良いのかな。なるほど
なるほど。
しかし、クーラーは一杯だ。明日の土肥マダイOLMではマダ
イを釣っても持って帰れない。どうしたものであろうか。
明日のお昼は船の上で取ることになるだろうと言うことだった
ので、上甲さんとコンビニを求めてさまよう。三叉路くらいまで
行けばあるだろうとドライブしたが、良く考えたら有料道路を通
らなくてはいけないことに気が付き、入口で引き返す。わはは。
道端の酒屋で、ビールと水とパンを買う。
帰りに魚屋が見えたので、魚屋によって発泡スチロールを2つ
もらって、とりあえずクーラーはないけどなんとかなるさとお気
楽な気持ちになるのであった。なんせ、今日マダイは釣ったので、
明日はまぁ、呑んで過ごすビールが入ればいいやって。えへへ。
そして、私のガラスの肘はすでに90度以上に曲がらなくなっ
ていたので、薬局で湿布を買って、お宿へと戻るのであった。
わはは。
6.今回の反省
宴会編へと突入する前に、今回の反省である。
まず一つは、初めてであったこともあって、ヤリトリが下手。オ
ナガダイは、サメが回っている時には最高速で一気に巻上げなくて
はいけない魚なんだと前もってレクチャーされていたのである。そ
れをモタモタ上げてしまった。私はヤリトリを楽しんだと言うこと
で満足であったが、その間にサメが回ってきて、皆さんにご迷惑を
掛けてしまっていた可能性が非常に高かったと言えるだろう。
あとで、新さんに「体力不足」とご指摘いただいたが、船釣りは
ある意味で乗船者全員のチームワークが大事なのだ。必要最低限の
ことは出来るようにならないと、遠征隊としての資格がないと言っ
ても過言ではないであろう。
また、ヤリトリの時間が長いと言うことは、要するに手返しが悪
いわけで、限られた釣りの時間の中で、無駄な時間を費やしてしま
っていたと言えるだろう。せっかく兄ぃ船長がバリバリバリって盛
り上げているのに、モタモタモタァァアとしていては申し訳ないの
である。
それから、ひたすらカメラを持って走りまわっていた。つまりは
釣りをしていなかった訳で、なんとか釣らせてやろうとがんばって
いた兄ぃ船長に対して失礼だったのではないかとも思う。OLMだ
から盛り上がりや記録も大事ではあるが、それだけの力量が自分に
あったのかどうかを考えると、出過ぎていたかもしれない。
そして、自分の上げたマダイが小さかったことである。サイズが
問題なのではなくて、ひょっとしてみんなと違う棚を釣っていたの
ではないだろうか。周りでアカイサキが上がっているのに、一人ウ
メイロを釣ったり。ううむ。
クッションゴムを竿先まで目一杯巻いた所から出て行く糸の長さ
を測って、竿先から海面までを1m、ゴムが2mだから差の1m分
足してタナとした。しかし、仕掛けを上げていていつも思ったのだ
が、結構ゴムが伸びて、タナが下になっていたのではなかろうか。
ううむ、謎である。
これは自戒であるが、これまでの銭洲釣行記を読むにつけ、今回
ほど釣れたのは非常に希なことのようである。新さんが、メーリン
グリストで銭洲が良いと書いてしまうと大変なことになる。海は荒
れるし釣れないことも多々あるし、遠征船は29000円と乗船代も高
い。あまりにブームになってしまっては責任が取れないと、最初におっ
しゃった。
とにかく釣らせようという気持ちが強い船長さんだからいろんな取り
方をする人がいるんだろう。せっかくの休みの日に土肥まで来て、
安くないお金を出して釣りに行って、船長さんに怒られるわ、海は
荒れて船酔いゲロゲロで魚も釣れなかったらどう思うか。ううむ、
そのリスクを考えなくちゃいけないだろう。それでもまた銭洲で兄ぃ
船長のもとで釣りたいって気持ちを維持していけるかどうかがすごく
重要なんだろう。
サンスイで勧めていただいた竿のブルクォーターV2727は特
価で43,200円也であった。決して手が出ない金額ではないが、今後
もこういった出費が重なっていくことを考えると、銭州遠征を釣り
のメインにおいていくとしたら、それなりにすべてを犠牲にしなく
てはいけなくなるであろう。
浮かれているのは今だけにして、冷静に時間を掛けて考えよう。
何にしても、相模湾の渋い海とどう付き合っていくかってことを真
面目に考えなくてはいけないだろう。
7.宴会ぃぃぃ
はてさて、温泉に浸かる。うきぃぃぃぃ、気持ち良い。体中の緊
張がとろけていく様だ。外に露天風呂があるよって言われて出てみ
ると、ちょびっとぬるい。うへぇぇぇ。
海辺のせいか水は塩辛く、なんだかからだから塩が抜けていく感
じはしないが、なにはともあれ満足満足。えへへ。
6時半から宴会ですよぉということなので、いそいそと浴衣姿で
出かけて行く。
ではではとビールを飲むのだが、これが美味い。染み入るのである。
刺し身盛りが出ているが、「自分で釣っていつでも食える」だな
んて皆大見得を切ったりなんかもしちゃって。わはは。
太秦丸の船長さんもいらして、お話を聞くことになった。
巻上げる時は最初は手で巻いてから電動のスイッチを入れなさいと
おっしゃる。海中では仕掛けがどんな風に流れているか分からない
中でいきなり電動で巻くとオマツリするのだそうな。なるほどなるほど。
アワセは、引いている時にやるんぢゃなくて、引きが軽くなった時に
3度はやるとのことである。ううむ、すごい。
とにかくみんなでタナを揃えてコマセを撒いて魚を浮かせて釣る
のだそうである。やってみましょう。細いハリスでのヤリトリに自
信はまったく持ってないが、無理に巻かずに糸を出しながら釣り上
げるってのは今日やったもんな。わはは。

なんと川口さんがお持ちになったDAIWA USAの竿を明日
の竿頭賞に出されるそうな。曲がりのきれいな良い竿だ。賞品が出
ると急に燃えるゲンキンな性格である。わはは。燃えてきた。
とりあえず、体調は万全ではないのだ。ではではぁと10時にす
っかり寝てしまうのであった。。わはは。
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