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土肥とかいて「とい」と読む。伊豆の秘境の一つが戸田だか、これも「へた」と読む。難読だね。土肥は戸田の入り口だった。
西伊豆の山々は険しく人々の住むところは、その裾のほんのわずかな土地しかない。しかし土肥は昔は金山で栄えたところだ。
金のでる堅い険しい山が海に迫る・・・
つまりその地先はすぐ深い海ということで、そういうところには・・・
深い海と浅い海を時期で往復する暖海性のマダイがいるだろ。やっぱり。(^^;
と、いうことで、OLMもありまして、いってみました土肥のマダイ。
1.OLM(オフラインミーティング)はいってみなきゃーわからないなのだ。
4月17日のこと。
集合は土肥。土肥の港にいきゃーなんとかみんなに会えるだろうと漠然とした期待をもってふらふらと東京三鷹を出発する。
15時ころには到着して、港でほぉーっと待っているととび島丸とか大奉丸とか、豊栄丸とかが帰ってくる。
船釣りMLのシールをあてに探してみるがどうにもみつからない。
船が着くといそいそとかけよって・・・ああ、渋谷のハチ公もこんなもんだったか?
そのうちとび島丸の銭洲船が帰ってきた。あ、磯さん、ベルデさん発見!
よかった、よかった、まずは会えて。
でもなんだか、すごいのは鯛の5kgだの6kgだのがゴロゴロしていて、私の花粉症の薬でボーッとした頭がさらにボーッっとなる。
2.宴会は船割りなのだ。
で、皆が集まれば宴会なのだ。しかし、ただの宴会ではなかった。
船割り(船の座席決め)もやってしまうのだ。
私はとりあえず言ってみる主義から「とび島丸の左ミヨシ」を指定。
希望者多数につき、「大奉丸左3番」に落ち着く。
この大奉丸の船長さんは宴会にもきていた。ちょっと強面風だが、まじめなよい船長さんであった。とても笑顔がよい。
みんな色々聞いていたが、ビールで鈍った私の頭の処理能力はオーバーしていた。
川口さんから「上から棚取れる?」と聞かれた。
そういえば私は底から何mあげてってのしかやってないや。
まあ、やれば何とかなるでしょう。
3.大奉丸は港の右なのだ
さて18日、今日の天気は曇り、朝は東の風。この天気が続いてくれればいいのだが。
大奉丸の小さい船は昨日のハチ公状態のためよくわかっている。
港に行くと船長さんがすでに黙々と準備をされていた。
さて大奉丸に乗るのは、右ミヨシから大竹さん、大石さん、びんさん、塩満さん。左ミヨシから北野さん、有泉さん、私、ミツさんである。
船長から「25分から30分走るから」といわれて操舵室の後ろに隠れる。港をでて、南へ下る・・・海はべた凪。これは楽そうだ。
4.は風光明媚だけど景色なんてみてないなのだ。
スローダウンして「準備してください」と指示がでる。
ここはどこだ?岩だけの島がある。田子島か?
まあ、釣り人ってのは、わざわざ観光客がお金を出して船に乗ってちょっちょっとみる風景を、ずううううっとみられるわけだが、そんなものはみていない。
ありゃありゃ結構な雨が降り出した。この雨はこのあとずーっと降っていた。
8ヒロといわれているので、DUEL3号をすなおに8ヒロ。
(私は背も高いので1ヒロがちょっと大きい。×8だと50cmやそこらは楽に違うだろう。)
さてさて投入。緊張が走るね。今日はデジタル現場監督持参で写真を撮る取材にきましたとかいってはいるが、やっぱり釣りたい。
「6*m」の指示がでる。とりあえず、リールの先に8m分のPE糸がある。
このあとは普通のPE糸だから、天秤を0とすると62m指示のときは64mのマークを海面にすればいいんじゃん。(ということでおおざっぱに落とすところまではリールのメーター表示で、あとは細かくPEのマークで。)
とにかく船長は、指示棚を1m単位で細かく伝えてくれる。
さらに「いい反応でてるよ。」「ここでコマセふって。」
「だめだよ、みんなあげちゃ、交代であげて、船の下に魚がついてくるようにするんだ」
・・・だから聞いてやっているだけで無駄な時間が発生しない。
適切に忙しいのがよい。
これだけ言ってもらっていると、黙々と従っている自分がいる。
そう、只1尾のマダイを釣る為に。
5.マダイは突然やってくるなのだ。
そして最初は突然にしかも早々にきたのだ。7時30分、右舷から「来た!」の声があがる。大石さんの竿が曲がっている!
ついに浮いたのは、きれいなピンクの鯛だ。

写真を撮らせてもらって釣りに戻る。船長は「いい反応がでいるよ」と煽る。そりゃーもう(^^私らがんばりますよぉ。
・・・・・でもやっぱりなかなか釣れない。
そして、11時40分、有泉さんに来た!船長がマイクで「ポンビングしちゃダメだよぉー」と怒鳴っている。
有泉さんは結構クイクイと巻いていく。
ビシがとられ、ハリスがたぐられていく。
サアッと水面を横滑りをしてタモ網に収まったマダイは、その瞬間に水飛沫をあげた!

2.4kgのマダイだ。
後で教えてもらったが、有泉さんは、初め1時間位はハリス4号8ヒロマダイ針10号、その後、ハリス3号8ヒロ、マダイ針9号。そしてマダイが食った時は3号9ヒロ、マダイ針9号だったそうです。
”食ったきっかけは、前日の宴会の際、トシさんとの会話の中でとび島の常連さんは、糸を送りこんで食わせてるとの情報があり、実践したのでした。食わせ時は置き竿にして、20センチづつ、糸を出して1.5m出した所で食ってきました。前日の銭の感覚で巻いてしまいました(2.4キロなのに引かないのよね)ちなみに竿は、はじめ海攻マダイ50−300ちょいと海が荒れ始めたのでキヤロ50−360に替え置竿にしました。ちなみにマダイの全長は計ってません、更にカブトを割ろうとしたら出刃が折れた・・・・・・”
以上有泉さんからのコメントでした。

6.そしてマダイはやってきたなのだ。
さて昨日の宴席でのこと、大奉丸の船長さん曰く、「チヌ針は折られたり延ばされたりする、やっぱりマダイ針がよい」とのこと。
そこで当初から9時頃まで3号8ヒロキンリュウマダイ針10号。
その後9時頃から、タフロン2.5号マダイ針10号。
そして・・・11時頃からタフロン2.5号キンリュウ金チヌ4号まで落としてみた。(船長ゴメンネ。)
ビシダナ直撃方式だから、60mの底潮がどういっているのか、今ひとつわからない。
60mのリール糸、そしてその8ヒロ先のちいさな針についたオキアミはどうなっているのか?
今日みたいにベタ凪の日なら、糸がクッションになってほとんど動いていないのではないか?
魚(マダイ)は、だいたいが身近で動く物には反射的に反応することが多い。
ではオキアミのようなものはどう動くか?
水槽で飼っているヤマトヌマエビをみていると、すすすうと30cmほど泳いで上昇してあとは水流に任せてふわーっと落ちてくる。
これだ、きっとこれなんだと思い、3mくらいずうーっとあげて、落とす。
コマセを出すことはあまり意識していない。
インターバルは30秒くらいにしてみる。とりあえず手持ちでがんばってみる。
きっとそれにつられてオキアミも動いているだろうと、想像をする。
12時に宿で作ってくれたおにぎりを食べる。梅と昆布と鮭かあ、みんな私の好きな具の3点セットだなぁ。たくわんもいいなぁ、これはいいことあるかもなぁ、とか、取り留めないことを考えて釣りをする。
そして・・・12時40分、そいつは来た。
ビシダナより6m落として1回振り、3mあげてもう1回、そしてビシダナへ。
誘いを2回かけて待っていた。さて、そろそろなじんだかなぁというとき、手持ちで持っている穂先がぎゅんぎゅんと30cmばかり2回引かれ、そしてズズズっとふれた。ここで「来た」っと叫んだと思う。
そのとき、自分は確信していたんだと思う。鯛であることを。
しかし、頭の中は90%パニック側に振れていた。(^^;
そしてズズーッと1.5mばかり引き込まれた時、合わせた。
奴はズズッと2mばかり引き出して止まった。
10%のさめた部分は、ハリスが2.5号であることの警告をずっと発していた。
この引きなら無理はしないほうがいい。ゆるめのドラグでズルズルとしか形容のできないなさけない戦いが始まる。
船長の「ゆっくりとんな、大事になぁ」の声が聞こえる。
ああ、そうだ、そうなのだ。船長の声が天の声に聞こえる。
竿はインストラクターキャロナック30号3.6m。
この竿は、とにかく立てて耐えているとほとんど鯛をあしらってくれる。
魚が引き込めば穂先が対処してくれ、引きが弱まると手元部分がモリモリと魚を引き上げてくれる。あとはドラグをゆるめたリールを巻くだけだ。
リール糸が残り15mを切るころから、なぜか引きが強まる。こ、こいつ。
ビシが姿をあらわす。大石さんが竿と取ったビシをサポートしてくれて、あとはハリス分・・・
ところが糸はトモからミヨシ方向へいっている。
ちょっといやな予感。タモ網がでたが、水面下1mくらいのところで隣の有泉さんのリール糸とクロスした!マダイが暴れている。やばい!
ここで有泉さんが、さっと糸を落としてくれて、タイはリール糸から離れてそしてタモ網に収まった!
みなさんご協力ありがとうございます。m(_ _)m

後検量2.9kg57cmの黒々と色の変わった雄真鯛。家に帰って捌いたら、片手一杯の白子が2個でてきた。
魚を〆て、ほっとしたのもつかのま、13時頃波気もでてきたので土肥沖に戻る。
戻る方向から波がきていたので帰りの方が大変だった。
7.土肥沖はラストスパートなのだ。
もう帰っちゃうのかなとおもっていたが土肥沖で最後の戦いが始まった。
ビシダナは同じく60m前後を丁寧に流していく。
そして移動後まもない13時40分、びんさんに来た!1.4kgきれいなピンクの鯛だ。おおっここでも鯛は食う!


船長がいうには「とび島丸のほうは5枚でているそうだよ。がんばって」おおっそうかがんばらねばなあ・・・
と思いつつ、残念ながら15時のタイムアップ。
8.意外な賞品をいただいてしまったなのだ。
港に帰って、軽でやってきていた女将さんに、スタミナドリンクをいただく。
うーん一日鯛やったあとにはイイカモ。船代+コマセ追加で1.4万円。
「こんなボロ船ですけどまた来てください」と女将さんは謙遜されながら名刺をくださった。なーになに、結構私は大奉丸と波長があってしまったのだ。
フフフッ
港反対側堤防のとび島丸組の方にいったがどうも流れ解散らしい。
川口さんに呼び止められる。なんと、私が一番でかいのを釣ったらしいのだ。
前日の宴席で、川口さんが「一番大きい鯛を釣った人にこの竿をあげます」といってたのはアルコールの浸みた脳が覚えていたが、まさか自分が引くとは思わなかった。ダイワのUSA版の竿。
川口さんありがとうござます。m(_ _)m
ということで、まぐれで引いた鯛が竿まで連れてきてくれちゃった
土肥マダイ釣りOLM大奉丸編でした。
[竿] マミヤOPインストラクターキャロナック30号3.6m
[リール]シマノ電動丸1000H PE5号
[仕掛け]美咲永井式天秤 サニービシ80号 クッション1.8mm1m
タフロン2.5号8ヒロ キンリュウ金チヌ4号
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